「宵越しのお茶は飲むな」この言葉よく耳にしませんか?
「でも、昨日の晩ご飯のときには一杯分しか出していないし、まだまだ出るんじゃないの?もったいない…」そうですね。そうかもしれません。
でも、ちょっと待って下さい。茶殻が入ったままの急須、ポットから注いだお湯のおかげで適度な温度と湿り気が…それに、お茶の葉はとても養分の多い植物。そう、雑菌やカビが好む条件なのです。
「あら、お茶の葉にはカテキンが入っていて、カテキンには殺菌効果があったんじゃないの?」
確かにお茶に含まれるカテキンには強力な殺菌効果があります。でも、カテキンは水に溶けやすい成分です。昨日の晩ご飯の時に飲んだお湯のみのなかに溶け出して、急須の中には残りわずか。さすがのカテキンも効果を発揮できません。
「じゃあ、ウチではお茶をたくさん飲むからやかんで作り置きしているけどダメなの?」
お茶は飲む直前にそのつど入れるのがベストですが、いろいろな理由で作り置きされている方も多いと思います。その場合は、茶こしで茶殻を漉して清潔な別容器に入れ替えておくのがいいでしょう。季節によっては冷蔵庫で保管し、作ったその日のうちに飲みきってしまうのはいうまでもありません。
それに、お茶の味は案外デリケートです。入れてから時間がたてばたつほど不味くなり、色も茶色く変色します。
「宵越しのお茶は飲むな」は決して迷信や縁起を担いだ言い伝えではないのです。もちろん「宵越し」でなく、昼間でも長時間放置したお茶を飲むのはやめましょう! |

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